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お葬式のマナーについて

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2024.02.08

ここでは、津市で行われるお葬式の際の、一般的なマナーについてお話しします。

お葬式においては、地域によって長く伝わる風習や禁止事項が様々に存在します。その中には現代にそぐわないような物も存在します。これらを現代的に考えて【行っても構わない事、失礼にも罰あたりにもならない事】を中心に記載しました。

古くからのしきたりを大切にされるご年配の方や、宗教/寺院関係者がみえる場合は、それぞれの方を不快にさせないように配慮する事も大切になります。あくまで当社の解釈ですので、参考までにご覧ください。

遺族は遅刻をしない事

故人に近しい遺族は、参列者や宗教関係者よりも早い時間に式場に着くように心がけましょう

参列者は遅刻しても大丈夫

参列者は日々の暮らしの忙しい合間を縫ってお越しになる訳ですから、遅れても構いません

携帯電話の使用について

着信音   ・・・儀式の始まり~火葬炉で最後のお別れをされる迄は、音が鳴らないようにしましょう
カメラ撮影×・・・①儀式の際のご本尊(仏像等)の撮影は禁止です。信仰のある方には抵抗を持つ方がおられます
         ②火葬場における火葬炉前(お別れ室内)の撮影は禁止です
カメラ撮影〇・・・当社てんれい会館の式場内は撮影OKです

服装について。葬儀の参列のみの方

喪服・礼服は必要ではありません。お持ちで無い場合は普段着で構いません。故人を悼むお気持ちがあれば、服装は礼儀に差し障りありません

服装について。火葬場まで同行される方

火葬場は厳粛な場所です。他の葬家(思想信条の異なる方)もおられますので配慮が必要となります。礼服・喪服をお持ちで無い方は、できるだけ黒色~濃紺といった暗い色のズボン・靴を着用しましょう。下半身を暗い色で揃えておけば、上着は普段着だとしても、違和感無く「喪に服している人」との印象を周囲に示すことができます

数珠について

数珠は必要ではありません。素手でも心を込めて合掌されれば礼儀として問題ありません。

ハンカチの色について

何でも良いです。故人が赤白がお好きだった方なら赤白でよろしいでしょう

髪型について

この髪型・色が良い・・というものは無いです。多くの方の目に触れますので寝ぐせや乱れに留意する程度で十分だと思います。遺族は華美に過ぎると参列者を委縮させてしまいますので、清潔感と素朴さをイメージされると良いでしょう。参列者は普段の忙しい生活を空け、駆け付けて参列された訳ですから何でも良いと思います。参列された事自体が故人・遺族への敬意として伝わるでしょう。

香典について

普段の生活に支障の出るような高額は止めましょう。大切なのは「故人を悼み、気持ちを伝えようと参列された事」ですので経済的に難しい方は渡す必要はありません。ご多忙の中で駆けつけて参列されただけで故人・遺族にそのお気持ちは届いていると思います
決まった様に香典を渡す時代は終わりました。

香典は奇数円?

渡される方は2千円でも2万円でも問題ありません。昔は「偶数円は不吉」などと言われていましたがハッキリ申し上げまして迷信です。ちなみに3万円は偶数です・・・

お葬式で言ってはいけない言葉は?

特にありません。昔は「忌み言葉」などと禁止語句があったようですが、現代では迷信の類になります。

友引について【当社見解】

憲法において信教の自由が保障されていますので、遺族のお気持ちの良いようにお葬式の内容・日程を決められると良いでしょう。友引の日の葬儀を避ける事が多いのはよく知られています。

当社としては、友引に葬儀を避けるのは、昔、葬祭業を営む人たちが仕事を減らす日を作るために吹聴した「方便」だと理解しています。また浄土真宗・キリスト教・イスラム教では葬儀の日を避ける取り決めは存在しません。逆に暦に応じて神さま・仏さまとの関わりの日を調整するのは失礼とする考え方すら存在します。
現代に生きる私たちは、友引(六曜日)気にしなくても良いのでは・・・と考えます。

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